きょうはピティナの八王子ステップに息子が出て、マイカパル「夢」とカバレフスキーの「小さな楽人」を弾きました。10回目の継続表彰をいただきました。
4歳のときから、多喜靖美先生のところに毎月1回レッスンを受けて、あとは私が教えています。
年中の5才のときピティナコンペに一応挑戦。
ろくに練習しないので、年長のときも一応出たけどコンペはあっさり撤退。
継続表彰狙いに切り替え、毎年2-3回出るようにして、4年ぐらいで10回目になりました。
講評にはフレーズ感がどうこうと、ハイレベルなアドバイスをいただきましたし、評価は全部グレート(4段階中上から2番目)。
しかし、実際はそんな恰好いいものじゃないんです。
ふだん1日に1曲あたり1回しか練習してないんです。
それじゃ、間違ったところをもう一度弾けないのですが、すっごくいやみたいなので、どうしてもというとき以外は、バトルしないで「しょうがないねぇ」と黙認しているんです。
そんな調子でゆるすぎる状態でした。そして前日、一度ひいてみたら、
止まるわ、つかえるわで、もう、どうしようもない状態。
夫が「あした発表会なんだろう? いくらなんでも、ひどすぎる!!」と叱ってくれて、
片手練習で、30分ぐらい特訓しました。
ノーミスで弾けるときもあるのに、ちょっとしたきっかけで、ぐちゃぐちゃになってしまう。傷ついたレコード状態があちこちで発生、ミス率80パーセント。パチンコ台か、はたまた株式市場かというくらい、打率が乱高下。
本番は運よくミス率10パーセントぐらいに収まりましたが、そもそも1日1曲につき1回しか弾いてない、指づかいが自己流、勘で弾いてるなど、安定がないと思われる原因はいくらでも思い当たります。困ったもんだ。
しかし半年前のステップは、テンポがはげしく乱高下していたのが、今回は大丈夫でした。長期的に見れば着実に進歩しています。
ほんとうは1日1曲あたり3回ぐらい弾いてほしいのですが。
がみがみ言ってやめてしまっては元も子もありません。
ま、いいか。
息子は、ピアノを弾くのは別に嫌じゃないのだけれど、ずっと聴いているのがつまんないから嫌なんだといいます。あと、何回も練習で弾くのもいや。それだけ。八王子駅で「むさしの号」や「かいじ号」を見たり、私とふたりでお店に入ってごはんを食べたり、そういうお出かけ部分をメインに楽しんでいるので、ステップは出る、といってくれます。なんだかんだいっても出るだけ偉いよね。
「きょう、弾いたのは自分ではどうだった?」ときいてみたら
「イマイチだった」
「速くなったり遅くなったりはならなかったけど、やっぱり指づかいじゃないの」
「そうだね」
「こんどやる曲は指使いどおりにやろうか」
「うん」
・・・・どれぐらい覚えていてくれるでしょうか。
ま、いっか。
息子がステップに出てくれるだけでも、ピアノを教えている母としては、うれしい。ラッキーです。
20回目まで行けるだろうか?
指づかいの件も含め、課題は多いですが、音色は良いと毎回講評をいただきます。多喜先生にエコ奏法を4歳から教えていただきアンサンブルも毎回していただき、自宅ではペトロフ、先生宅のベーゼンドルファーをいつも弾かせていただきましたから、環境はかなり良いはず!
ごく普通の男子ですが、レッスンをしてくださり、温かく見守ってくださる多喜先生のありがたさをしみじみ感じています。
ピアノの生徒さん、体験レッスンをお受けしています。
相模原 橋本 ピアノ教室 - 音楽ライター/ピアノ教本研究家 山本美芽 Mime Yamamoto