ママ友で生徒さんのみちるさん。
シューマンの「子どもの情景」と、ベートーヴェンのソナタ5番を弾いています。
きょうは、打鍵スピードを遅く、深みのある音色を出す練習を徹底してやりました。
シューマンの混声4部合唱みたいな、4つのパートを同時に弾く楽譜は、ソプラノにあたるメロディを出すのが大変です。
がんばってメロディを出したけど、なんか違う。
音色が固いので、曲の雰囲気と合わないんですね。
一度「こんなふうに」と弾いてさしあげたら、すぐにわかったようで
音色が変わりました。
少しだけテンポを落として、よく聴いて。
包丁で野菜を切るとき、大きさを揃えようと思うと、野菜を丁寧に並べて、幅に気を付けながら切りますよね。そんな感じで弾くんです。
みるみる柔らかくなったメロディーの音色。シューマンらしい、夢みるようなハーモニーのうつろいがぐんとひきたちます。
ベートーヴェンのソナタ5番。中間部にも、出てきましたよ、この柔らかい音色が使えるところ。
打鍵スピードを遅くしてゆっくり弾くと、深みのある優しい音が出るんです。
覚えておくと、いろんな曲のいろんな場所で使えます。